歯周病の早期治療がもたらすメリット
皆さんこんにちは。
どんぐり歯科です。
むし歯というのは、「歯が痛い」「冷たいものがしみる」といった具体的な悪影響が日常生活にも及んできますよね。
そのため、軽度から中等度のむし歯であっても歯科を受診する人は少なくありません。
一方、歯周病は「沈黙の病気」と言われるだけあって、日常生活に支障が出るまでにはかなりの時間がかかります。
かといって、治療を受けなくて良いというわけではないのです。
歯周病の自覚症状が顕著になるのは、歯茎だけではなく、歯根膜や歯槽骨が破壊されてからです。
歯がグラグラと揺れ動いたり、食べ物が噛みにくくなったりする頃には、多くの人が不自由を感じるようになります。
そうした時期に歯周病治療を開始しても、より良い結果が得られないことが多いといえるでしょう。
もちろん、通常の歯周病治療に加えて、歯周外科治療なども組み合わせることで、元の状態に近い形で歯周組織を回復させることも可能ですが、それには治療期間を要します。
患者さまへの負担も大きくなってしまいます。
そこでおすすめしたいのが歯周病の早期治療です。
歯周病を軽度の段階で発見し、適切な治療を始めることで、比較的簡単に症状を改善させることが可能です。
具体的には、歯のクリーニングやスケーリング、ブラッシング指導を実施するだけでも、歯茎の腫れやブラッシング後の出血も抑えることができるのです。
当然、重症化した歯周病である「歯周炎(ししゅうえん)」の発症も防止できることから、顎の骨が破壊されることもありません。
これは患者さまのお口の健康にとって非常に重要な点といえます。
歯周病の早期発見・早期治療は、当院でも行っている歯科の定期検診を受けることが可能となります。
とくに異常が見当たらなくても、3~6ヵ月に一度ご来院いただくことで、むし歯や歯周病の予防や早期発見に役立てることができますよ。
このように、歯周病治療は可能な限り早い段階で治療を開始した方が良いといえます。
重症化してからでは完治させることも難しくなるため注意が必要です。